RAID容量計算
RAIDレベル・ディスク本数・1台あたりの容量から、実効容量・総容量・容量効率を自動計算します。
RAIDの実効容量を計算
自動計算
入力すると、実効容量がここに表示されます。
使い方
RAID容量計算の使い方
同じ容量のディスクでRAIDを構成する場合の概算を求めます。
- RAID 0・1・5・6・10からRAIDレベルを選びます。
- 使用するディスク本数と、1台あたりの容量を入力します。
- GB・TB・GiB・TiBから容量の単位を選びます。
- 実効容量、総容量、冗長化に使われる容量、容量効率を確認します。
本ツールは、同じ容量のディスクでRAIDを構成する場合の概算です。
RAIDの実効容量とは?
RAIDでは複数のディスクを組み合わせて1つのストレージとして利用します。ただし、RAIDレベルによってはミラーリングやパリティによる冗長化に容量を使用するため、ディスク容量の合計をそのまま利用できるとは限りません。
例えば、4 TBのディスクを4台使用した場合の総容量は16 TBですが、RAID 5では1台分に相当する容量が冗長化に使われるため、実効容量は12 TBとなります。
RAID 0・1・5・6・10の容量計算式
ディスク本数をn、1台あたりの容量をcとして計算します。
RAID 0:n × c
RAID 1:c
RAID 5:(n − 1) × c
RAID 6:(n − 2) × c
RAID 10:n × c ÷ 2
容量効率:実効容量 ÷ 総容量 × 100
RAIDレベルごとの容量と必要ディスク数
| RAIDレベル | 最低ディスク数 | 実効容量 | 冗長性・条件 |
|---|---|---|---|
| RAID 0 | 2台 | n × c | 冗長性なし |
| RAID 1 | 2台 | c | ミラーリング |
| RAID 5 | 3台 | (n − 1) × c | 1台分の故障に対応 |
| RAID 6 | 4台 | (n − 2) × c | 2台分の故障に対応 |
| RAID 10 | 4台・偶数 | n × c ÷ 2 | 耐障害性は故障位置に依存 |
RAID 10はミラーの組み合わせによって耐障害性が変わるため、単純に「何台まで故障可能」とは表せません。
RAID容量の計算例
8 TBのディスクを4台使用する場合、総容量は32 TBです。
| RAIDレベル | 実効容量 | 容量効率 |
|---|---|---|
| RAID 0 | 32 TB | 100% |
| RAID 1 | 8 TB | 25% |
| RAID 5 | 24 TB | 75% |
| RAID 6 | 16 TB | 50% |
| RAID 10 | 16 TB | 50% |
TBとTiBの違い
GB・TBは10進数を基準とする単位、GiB・TiBは2進数を基準とする単位です。
1 TB = 1,000,000,000,000 bytes、1 TiB = 1,099,511,627,776 bytesです。
HDDやSSDの製品容量はTBで表示されることが一般的ですが、OSやストレージ管理画面では2進単位に近い値で表示される場合があります。そのため、同じストレージでも表示上の数値が小さく見えることがあります。
計算結果と実際の使用可能容量が異なる理由
本ツールで表示する実効容量は、RAID構成そのものから求めた理論上の概算です。
実際のNASやサーバーでは、ファイルシステム、管理領域、システム領域、スナップショット用領域などが使用されるため、OSや管理画面に表示される使用可能容量は計算結果より少なくなる場合があります。
メーカー独自RAID方式の場合も、単純式とは異なる可能性があります。
RAIDはバックアップの代わりになる?
RAIDは、主にディスク故障に備えて可用性や冗長性を高める仕組みです。
RAID 1・5・6・10を使用していても、誤操作によるファイル削除、データ破損、マルウェア、機器全体の故障、災害などによるデータ消失を防げるわけではありません。
重要なデータは、RAIDとは別にバックアップを用意する必要があります。
RAID容量計算の注意点
- 本ツールは同一容量のディスク構成を前提としています。
- 異なる容量のディスクを混在させた場合は、製品・実装により使用できる容量が異なります。
- ファイルシステムやシステム領域などにより、実際の使用可能容量は少なくなります。
- SHRなどメーカー独自方式は対象外です。
- 表示結果は構成検討用の概算です。
参考資料
よくある質問
RAID 5には何台のディスクが必要ですか?
RAID 5は3台以上のディスクで構成します。1台分に相当する容量をパリティに使用するため、同容量のディスクをn台使用した場合の実効容量は「(n − 1) × 1台あたりの容量」です。
RAID 6には何台必要ですか?
RAID 6は4台以上のディスクで構成します。2台分に相当する容量を冗長化に使用し、同容量ディスクの場合は「(n − 2) × 1台あたりの容量」で計算します。
RAID 10は奇数台でも構成できますか?
本ツールでは、RAID 10を4台以上の偶数台で計算します。RAID 10はミラーリングしたディスクの組をストライピングする構成を前提としています。
RAID 1の実効容量はどのくらいですか?
本ツールでは、すべてのディスクに同じデータを複製するRAID 1を前提とし、実効容量は1台分の容量として計算します。
異なる容量のディスクを混在できますか?
本ツールは同一容量のディスク構成を対象としています。異なる容量を混在させた場合は、RAID製品や実装によって使用できる容量が異なるため、使用する機器の仕様を確認してください。
計算結果よりNASの使用可能容量が少ないのはなぜですか?
RAIDの実効容量とは別に、ファイルシステム、システム領域、管理領域などが使用されるためです。また、TBとTiBの単位の違いによって表示上の数値が異なることもあります。
RAIDを使えばバックアップは不要ですか?
いいえ。RAIDは主にディスク故障への備えであり、誤削除、データ破損、マルウェア、機器全体の故障などには別途バックアップが必要です。
最終更新日:2026年10月5日
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